manekineko倉金家ホームページ

趣味の部屋/サーバー構築メモ その4

メールソフト sylpheed・claws-mail

2014年10月4日 2014年12月23日 更新
サーバーとして使い始めても普段使いのパソコンとしても使えるようにメールソフトも導入。ただしCentOS7標準のevolutionは使うのはやめてsylpheedをインストール。
その後claws-mailがepelのtestingレポにアップされたので変更。


デスクトップも概ね自分の好みにカスタマイズできたし、今のところ特に問題もないので普段使いのパソコンとして使えるようにメールソフトも導入しておこう。

CentOS7の標準のメールソフトはevolutionのようで、それ以外は見当たらない。
evolution はその昔使ってみてやめた覚えがあるし今回も試してみたが、すでに設定でよくクラッシュするしなぜだかなじまない。使うのはやめておこう。

今は(CentOS6のサーバーで)EPEL6から入れたclaws-mail(sylpheedの高機能版)を使っている。これは高機能の上にたいへん使いやすい。
でもclaws-mailはCentOS7にもEPEL7にもない。今はもう元からビルドする元気も能力もない。そのうちEPEL7に載るかもしれないが。

せめてsylpheedでも入れよう。調べてみたらrpmで入れられそう。
最近RedHatは高機能サーバー用途以外のユーザの多様な好みに対応する気はあまりないようだ。
そのへんはUbuntuにでもまかせておけとでも思っているのか、技術者不足なのかはわからない。
もっとも私もサーバー用途でなければUbuntuを薦める。

CentOS7用にカスタマイズしたsylpheedが公開されているのでこれを使うことにします。
http://www.melvilletheatre.com/articles/el7/ より
http://www.melvilletheatre.com/articles/el7/sylpheed-3.4.2-1.x86_64.rpm
をダウンロード。
sylpheedというフォルダでも作っていれておく。

インストールテストしてみる。
sylpheed]# rpm -i --test ./sylpheed-3.4.2-1.x86_64.rpm
エラー: 依存性の欠如:
libcompface.so.1()(64bit) は sylpheed-3.4.2-1.x86_64 に必要とされています
libgtkspell.so.0()(64bit) は sylpheed-3.4.2-1.x86_64 に必要とされています
となる。
RPM Searchなど参考にしてこれらを含むパッケージのなるべく最新バージョンを調べる。
幸いCentOS7のパッケージとは在否やバージョンとかがかちあってないのでインストールできそう。

libcompface.so.1 を含む compface は、CentOS7、EPEL7にはないが、EPEL6にある。
EPEL6からcompface-1.5.2-11.el6.x86_64.rpmを同じフォルダにダウンロード。
…レポのバージョンがちがうくらいは気にしない。

libgtkspell.so.0 は、CentOS7の gtkspell-2.0.16-8.el7(64bit) にあり、ふつうにインストール。

再びインストールテスト
sylpheed]# rpm -i --test ./compface-1.5.2-11.el6.x86_64.rpm ./sylpheed-3.4.2-1.x86_64.rpm 
警告: ./compface-1.5.2-11.el6.x86_64.rpm: ヘッダー V3 RSA/SHA256 Signature、鍵 ID 0608b895: NOKEY
となり、違うレポから持ってきたため署名不一致の警告はでるが依存性は解決されている。
で、インストール。署名不一致は無視。
sylpheed]# rpm -i --nosignature ./compface-1.5.2-11.el6.x86_64.rpm ./sylpheed-3.4.2-1.x86_64.rpm 
インストールOK!

さっそく使ってみてclaws-mailほどではないがまあまあよさそう。

ついでにEPEL7にあるthunderbirdというのも試してみよう。
今後もお世話になりそうなのでEPEL7のレポを追加しておく。
~]# yum install http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/e/epel-release-7-2.noarch.rpm

追加したらあとはGUIの「ソフトウェア」で普通にインストール。
使ってみたらこれも使えそう。

メールソフトによっては、特にWindows系のメールソフトからのメールがうまく見れなかったりすることが以前あったので、これらをしばらく試してそのうちどれかに決めよう。
もちろんclaws-mailがレポにアップされたらそれを使うが。

claws-mailに変更 (2014年12月23日 追記)
しばらくsylpheedを使ってみたがやっぱりclaws-mailがいいなと思いEPELのレポを覗いてみるとtestingにclaws-mailがアップされていた。
さっそくインストール。とりあえず本体のみ。プラグインはまたあとで。

起動してみるとsylpheedのデータをそのまま受け継げるので受け継ぎ。
やっぱり長い間使っているのがなれてて使い易い。よかった。