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趣味の部屋/サーバー構築メモ/メールサーバー

14-7.SquirrelMail

2007年6月5日 2008年1月10日更新
特にOutlookExpressなどのメールソフトを使わないでもブラウザからメールの送受信ができるようSquirrelMailというWebMailソフトを入れます。
これで旅先にパソコンを持っていかなくてもインターネットに繋がったパソコンからいつでもメール確認や送信ができますので重宝します。

インストールと設定
http://www.yamaai-tech.com/~masato/Download/より
今回は squirrelmail-1.4.10a-ja-20070511.tar.gz をダウンロード。
展開。
できたフォルダをhttp表示ディレクトリに移動しアクセスしやすい名前に変更。
/home/mysite/www/mail

http://www.squirrelmail.jp/node.php?id=5 を参考に設定します。

上記ディレクトリに移動し、 ./configure
メニューが出てくるのでメニュー番号を打ち込んで編集。
2. Server Settings
  1.  Domain              : example.com を消して空に(空白1個打ち込む)
10. Language
  1. Default Language     : en_US から ja_JP に
  2. Default Charset      : iso-8859-1 を iso-2022-jp に変更。
    (但しここの日本語とはメールそのものの言語の話でWEB MAILサイトの表示とは違う)
必要最低限はこれだけ。あとは好みで。
メインメニューに戻ってSでデータを保存しQで終了。
configディレクトリとその中身のアクセス権をapacheのみに変更します。

General Options で指定した 1.Data Directory  と2.Attachment Directory を作成。owner,groupをapacheとし、apacheのみに読み出し書込み権限を設定。
このディレクトリはhttp表示ディレクトリ外を推奨とのこと。
ちなみに今回はディフォルトのまま。
/var/local/squirrelmail/data
/var/local/squirrelmail/attach

サイトへの適用とテスト
このWeb Mailを適用したいサイトに/home/mysite/www/mailをリンクすれば
http://サイト名/mail でアクセスできるようになります。
ログイン画面が出てログインできればインストールは成功です。

WEB表示の日本語化
メールの内容は日本語でちゃんと表示されますが、WebMailサイトの案内などはまだ英語のままです。これも日本語化します。

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=311より
ja_JP-1.4.9-20070106.tar.gzをダウンロード。
(ほんとはver1.4.10のがほしかったけどまだのようだ。)

ja_JP-1.4.9という(名前はなんでもいいけど)フォルダをつくりその中で展開。
ja_JP-1.4.9に移動し、#./install
SquirrelMailのインストールしたディレクトリを聞いてくるので、フルパスで正確に入力すると必要なファイルがコピーされ完了。(相対パスでもいいかもしれないが未確認。)

ウェブサーバーapacheを再起動すると表示が日本語化されています。

もし日本語を編集したければ、日本語の定義ファイル、たとえば locale/ja_JP/LC_MESSAGES/squirrelmail.po をKBabelなどで編集して、
msgfmt squirrelmail.po -o squirrelmail.mo

バージョンアップ (2008.1.10)
squirrelmailが1.4.13にバージョンアップされていましたのでこれを適用します。

http://www.yamaai-tech.com/~masato/Download/より最新版をダウンロード。
今回は、squirrelmail-1.4.13-ja-20071215.tar.gz

展開
$tar zxfv squirrelmail-1.4.13-ja-20071215.tar.gz

できたフォルダを、古いsquirrelmailのフォルダとちょっと名前を変えてhttpdのアクセスフォルダにおきます。
/home/mysite/www/mail-new

新規インストール時と同様新しいほうのフォルダに移動して ./configureをやります。(古いconfig/config.phpをコピーしてもいいけどなるべく./configureがいいとのこと)

前回同様http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=311より
日本語化パッケージja_JP-1.4.13-20071220.tar.gzをとってきて同様にやります。
もし日本語表示の内容を変えていてそのまま使いたい場合は、localeとhelpのja_JPのフォルダをあたらしい方にコピーすれば(バージョンがあまり大きく違わなければ)それでもいいようです。

mail-newのほうにアクセスして問題がなければ古い方のmailを捨ててmail-newをmailにリネームして完了。