倉金家ホームページ趣味の部屋/サーバー構築メモ その2/メールサーバー その2
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メールサーバーの実際の運用に当たっては、ドメイン、ユーザー、パスワード、転送設定などの管理が必要となり、かつドメイン管理者やユーザーが必要に応じて容易に設定、変更できるようにしておかなくてはなりません。
従来PostfixAdminとMySQLを組み合わせて行ってきましたが、今回も同じにします。 | ||||||
PostfixAdminのダウンロードとインストールhttp://sourceforge.net/projects/postfixadmin/ より最新版をダウンロード。
現在の最新版は postfixadmin-2.3.1.tar.gz でした。 http表示ディレクトリ(私の場合 /home/http)に移動し、展開。 できたフォルダpostfixadmin-2.3.1の名前をアクセスしやすいようにpostfixadminに変えておきます。 owner,groupをroot,rootに変更しておきます。 フォルダを開いてINSTALL.TXTを読みます。でも英語なのでいまいちよくわかりません。 | ||||||
MySQLデータベース作成とユーザ登録さっそく先に導入したphpMyAdminを使ってデータベースを作ります。
データベース名:postfix 照合順序:utf8_general_ci MySQLへの接続ユーザーを登録します。MySQLテーブルのuserに挿入。 Host:localhost User:postfix Password:mysql_password _privはすべてN MySQLテーブルのdbにデータベースへのアクセス権を登録(挿入)。 Host:localhost Db:postfix User:postfix _privはSelect,Insert,Update,Delete,Create,Drop,AlterがY、あとはN。 | ||||||
設定postfixadmin/config.inc.php を編集。
$CONF['configured'] = true; $CONF['setup_password'] = 'mypassword'; …とりあえず平文でいれておけばよい。 // Postfix Admin Path $CONF['postfix_admin_url'] = 'http://domain.tld/postfixadmin'; …PostfixAdminのURL。 // Language config $CONF['default_language'] = 'ja'; // Encript $CONF['encrypt'] = 'cleartext'; …各種認証方式やソフトへの対応にあえて平文で。 // Database Config $CONF['database_type'] = 'mysqli'; $CONF['database_host'] = 'localhost'; $CONF['database_user'] = 'postfix'; $CONF['database_password'] = 'mysql_password'; …mysqlに登録したパスワード $CONF['database_name'] = 'postfix'; $CONF['database_prefix'] = ''; // Site Admin $CONF['admin_email'] = 'postmaster@domain.tld'; …メール管理者メールアドレス。 // Default Aliases $CONF['default_aliases'] = array ( 'abuse' => 'root@domain.tld', …サイト管理者メールアドレス。以下同様。 'hostmaster' => 'root@domain.tld', 'postmaster' => 'root@domain.tld', 'webmaster' => 'root@domain.tld' ); // Mailboxes // Maildirをdomain.tld/usernameの形式で $CONF['domain_path'] = 'YES'; $CONF['domain_in_mailbox'] = 'NO'; // Transport $CONF['transport'] = 'YES'; // Alias Control $CONF['alias_control'] = 'YES'; $CONF['alias_control_admin'] = 'YES'; $CONF['special_alias_control'] = 'YES'; // Backup $CONF['backup'] = 'NO'; // Send Mail $CONF['sendmail'] = 'NO'; // Fetchmail $CONF['fetchmail'] = 'NO'; // Header $CONF['show_header_text'] = 'YES'; $CONF['header_text'] = ':::: Postfix Admin : メール設定のぺーじ ::::'; $CONF['user_footer_link'] = ""; // Footer $CONF['show_footer_text'] = 'NO'; // Welcome Message $CONF['welcome_text'] = <<<EOM 当メールサーバーを御利用いただき、ありがとうございます。 当メールはメールのユーザーの作成時にシステムから自動的に送られるものです。 当メールを無事に御覧になりましたら、メール管理者にそのむね連絡を入れて頂ければ幸いです。 EOM; // optional // Dovecotを使うとき $CONF['create_mailbox_subdirs_prefix']=''; | ||||||
接続してみる以上入力したら、ブラウザで
http://localhost/postfixadmin/setup.php をアクセス。 . . . . - [OK] となればいいのですが、エラーが出ます。 mysqlのパスワードが間違っていました。(単なるスペルミス) php-IMAP がインストールされていないようです。 パスワード修正、php-IMAPをインストールしてhttpdを再起動。 再度setup.php をアクセスすると今度はOKのようで、MySQLデータベースにテーブルがいろいろ作られます。 setup_passwordの暗号化したのが表示されますので、それをコピーして $CONF['setup_password'] = 'のところに貼り付けます。 再度アクセスして、特権管理者を登録し、OKです。 | ||||||
仕上げすべて日本語できちんと表示され、問題ありませんが、レイアウトがいまいち。
中央に寄せたほうがすっきりするので、css/default.cssを多少変更して好みのレイアウトにしました。 | ||||||