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趣味の部屋/サーバー構築メモ その2/メールサーバー その2

メールサーバー仕上げ

2010年10月20日(水) 2010年10月31日(日)更新
メールサーバーの切替、チェック、テストを行いインターネットに公開します。


postfixの設定が済んだところでいよいよメールサーバーをpostfixに切り替え、インターネットに公開します。
無事公開されたら不正中継テストを実施し、オープンリレーになっていないことを確認しておきます。

メールサーバー切替
システムのメールサーバーをSendmailからPostfixに切替ます。
コマンドラインから
# alternatives --config mta で postfix 選択。
もしくはメニューの管理 -> メール転送エージェント切替 を使いPostfixを選択。

/etc/aliases の最後に以下を追記
# Person who should get root's mail
root: donbei@iroribata.net
  …root宛てのシステム通知を受け取る実際のメールアドレス
/etc/aliases.db はsendmail用になっているので、
# newaliases をやってPostfix用にaliases.db を更新しておきます。
(上記のメールサーバーの切替をやったあとでないとだめ。)

仕上げに
# chkconfig postfix on
をやって、コンピュータを再起動します。

ctrl_mboxlistのエラー
maillogを見ていますと、
ctl_mboxlist[5089]: DBERROR: reading /var/lib/imap/db/skipstamp, assuming the worst: No such file or directory
というようなエラーが記録されています。
調べてみると、/etc/cron.dailyのcyrus-imapdのスクリプトが出しているエラーのようです。
cyrus-imapdは使っていませんがcron.dailyのスクリプトは生きています。

Dovecotがうまくいったこともあり、どうせ使わないのでインストールされていたcyrus-imapd関係の以下3つはアンインストールしてしまいました。特に問題はないようです。
cyrus-imapd
cyrus-imapd-perl
cyrus-imapd-utils

不正中継テスト
メールサーバーの設定に不備があり不正中継を許してしまいますと、スパムメールの発信基地として利用されてしまうだけでなく、ブラックリストに登録されて相手のメールサーバーに拒絶されメールのやりとりができなくなってしまう場合があります。
不正中継のテストをやっておきます。

http://www.rbl.jp/svcheck.php でメールサーバーのチェックをやってくれます。
メールサーバーのホスト名を打ち込むだけです。
不正中継テスト結果
これでいちおうメールサーバーPostfixの設定は完了です。
あとは実際にメールの送受信をやってみて動作を確認。OKです。