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趣味の部屋/サーバー構築メモ その3/仮想マシン

仮想マシンの作成 VineLinux6.2

2014年1月16日

 OSに関しては、本体と同じCentOSにするかそれとも別のものにするかちょっと迷いましたが、同じものをやってもなんか面白くないので今回は Vine Linux でやってみます。
別に急がないので暇を見てはのんびりやります。
Vine Linuxのサイトより最新のisoイメージファイルをダウンロードし保存。
/home/Vine6.2/Vine621-DVD-x86_64.iso として。

仮想マシンマネージャーを起動。
新しい仮想マシンの作成ボタンをクリック
仮想マシンの名前:VineLinux
OSをどのようにインストールするか:ローカルのインストールメディア(isoイメージまたはCD-ROMドライブ)
→進む
インストールメディアの場所:
 isoイメージを使用:/home/Vine6.2/Vine621-DVD-x86_64.iso
OSの種類とバージョン
 OSの種類:Linux
 バージョン:Generic 2.6.x kernel …VineLinuxはリストになかったので。VineLinux6.2.1のkernelは3.4だけど...。
→進む
メモリーとCPUの設定
 メモリー:2048 MB …搭載メモリーは8000MB
 CPU:2 …CPUはi5で 4 core
→進む
この仮想マシンでストレージを有効に のところの
 コンピュータのハードディスク上にディスクイメージを作成 は選択しないがすぐ下の項目の設定は必要。
    …以下2項目が内部項目のようにレイアウトされているが実際はちがう。
 40 GB …(例)。割り当てたい容量を今ここで指定!
 今すぐディスク全体を割り当てる にチェック!
管理しているストレージか、他の既存のストレージを選択する を選択
 選択:/vm/VineLinux
→進む
インストール前に設定をカスタマイズする は無理にやらないほうがいいみたい。そうすれば自動的に最適値(default)がセットされるので、あとで必要な部分のみを変えたほうがいい。(全く同じ設定画面が仮想マシンマネージャーにあり。)
詳細なオプション で
 ホストデバイス eth1 (Bridge 'br1') …使用したいネットワークデバイスを選択。仮想ネットワーク'default':NAT では外部からアクセスできない。
 固定 MACアドレスを設定 にチェック
  (MACアドレスを必要なら編集。仮想なのでたぶんそのままでいい。)
 仮想化の種類:kvm
 アーキテクチャー:x86_64
完了 で開始。
仮想ディスクの作成、フォーマットにしばらく時間がかかります。
あとは従来どおりお好みでインストール。

 Vine Linux の今のバージョンは root login ができません。
これだといちいち sudo しなくてはならないので、最初いくつも設定を繰り返す場合不便。
で、あえて root login できるようにします。
/etc/pam.d/gdm を 右クリックでプロパティーから使うエディタを変更、次に管理者として開くで編集。
auth required pam_succeed_if.so user != root quiet
の行(上から2行目)をコメントアウト。
#auth required pam_succeed_if.so user != root quiet
これで root login が可能に。その後適当なところで元に戻します。

 実際動かしてみると日本語入力がなぜだかうまくいきません。

日本語入力は当初Mozcになっていましたが、なぜだかローマ字のまま(半角のまま)入力され、全然変換できません。
 …rootログインでこの現象が起こるとの情報あり。
→anthy、ibus-anthyをインストールして切り替え、OK。

アンダースコア(_)が入力できません。検索してみると同じような問題があると見えてすぐ解決法は見つかりました。
→ホストマシン側の/etc/libvirt/qemu/(ゲストマシン名).xmlの<graphics>に keymap='ja'を追加。
    <graphics type='vnc' port='-1' autoport='yes' keymap='ja'/>

仮想マシンの場合実際にはハードウェアと切り離されて間にqemuなどのインターフェースがかんでいるのでこのようなことが起こるのでしょうか。