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旅行記

2011年8月 秋田竿燈まつり

2011年8月4日
親戚でお葬式があり、急遽秋田へ。
帰りに故人のご冥福と今回の震災の早期復興を秋田の竿燈にお祈りしてきました。

2日、3日と秋田でお葬式。
朝早く湯河原を出て小田原厚木道路ー東名高速ー首都高ー東北自動車道ー山形自動車道を通り約12時間。

2日、3日はお通夜とお葬式。天寿を全うしての他界なので重い悲壮感はないが、家族親戚や知人がだんだん減っていくのはやはりもの悲しい。

お葬式が終わってしばらく日本海に沈む夕日を見ていた。
月日の経つのは早い。
せっかくこの時期に秋田にきたのだから、故人のご冥福とそして今回の大震災による東北の一日も早い復興を竿燈に祈って帰ろうということにして、翌日は秋田市に一泊することに。
着いてさっそく市内観光。天気は快晴で東北とはいえ湯河原なみに暑い。

あちこち店を覗いたり昼飯を食べたりしながら駅へ行ってみると、竿燈の観覧席を販売していたので、少しでも東北の復興に協力できればと一番安い席ながら買うことにした。今年は観光客が少ないようでまだだいぶ売れ残っているとのこと。
昼間竿燈妙技会というのをやっているので見てみる。はやくいえばコンクールだ。
竿燈を手、額、肩、腰などに乗せてバランスをとる。ピタッと止める人もいればバランスを崩してあわてて走ったり。50kgあるというから持ち上げるだけでたいへんそうだ。一度風にあおられたかこちらに倒れてきたがはっしと受け止めて無事だった。
竿燈以外にも囃子太鼓も採点の対象のようで、概ね秋田美人が颯爽と太鼓を打つ。これも見ていて飽きない。
いったん宿へ帰って一休み。夕方ふたたび竿燈大通りへと向かう。
さらにすずらん通りというところでブルボンという名の洒落た喫茶店を見つけてアイスコーヒーで喉をうるおして定刻に観覧席へ。
見ていてちょっと気になったのが、太鼓とかを載せた屋台車に、煌々としかも真っ白い明りをつけ、中にはフラッシュライトをびかびか点滅させてめいっぱい目立とうとしているようなのがあったこと。
ほの暗い竿燈の灯の雰囲気ぶちこわし。docono車とは言わないができればもう少し自重してもらいたいところ。

3回ほど場所を変えて竿燈の演技が終わったあと、お客さんが間近で竿燈を見たり触ったり、実際に持ち上げてみたりと「ふれあい竿燈」の催し。
こうして今後の東北の復興と故人の冥福を祈りつつ竿燈の夜は更けていったのでした。

そして次の日朝早く秋田を後に、湯河原へと帰ってきました。

まだ見ていない青森のねぶた、仙台の七夕、山形の花笠などもいつか見れるといいな。