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趣味の部屋/サーバー構築メモ その3

準備

2013年10月12日


PCのセット
 新しいPCをセット。電源コードやキーボード、マウス、LANケーブルなどつないで電源投入。
無事Windowsが起動するのを確認。少しセッティングがありますが無事起動。

ファームウェアアップデート
 Windowsを消去する前にBIOSなどのファームウェアアップデートの有無をメーカーホームページで確認。必要ならアップデートしておきます。
BIOSのアップデートが1件ありましたがすでに適用されていましたので今回はなし。

BIOSの設定
 BIOSのセッティングを確認、必要に応じて変更します。
 BIOSのセッティングはOSとは関係なくいつでもできますが、仮想化支援のVT-xだけは先にやっておかないと仮想化機能はインストール時に選択できないかもしれません。
表示などはPCによってちがうかもしれません。
1)RAID関係(RAID仕様の場合)
 RAID OpROM Message → [Enabled]
 …起動時に一瞬RAIDの状態を表示するのと、[Ctrl]+I でRAID BIOSの画面にアクセスできるようにしておきます。
2)Intel(R) VT-x → [Enabled]
 …CPUの仮想化支援機能を有効にします。 VT-d は必要なさそうなので[Desabled]のまま。
3)Restore on AC Power Loss → [Power On]
 …不在時に停電したときなど、停電が復帰すれば自動的に通電、起動するようにしておきます。
その他、もちろん起動順序などもデバイスの確認しておきます。
ハードディスクよりCD/DVDドライブを優先。(通常ディフォルトでそうなっている。)

インストールメディアの準備
 どのLinuxを使うか再度じっくり検討したいところですが、今回あまりのんびりやっていられないので
1)使い慣れている。
2)情報が多い。
3)バージョンのサポートが極力長期。
以上を考えあわせ、前回と同じくCentOSを使うことにしました。ただしバージョンは5から6に上がっています。

 今回は本の付録のインストールDVDなどはありません。
 最新版をダウンロードしてDVD-Rにでもiso焼きするか、あるいはネットワークインストール用のインストーラーをダウンロードしてCD-Rにでもiso焼きして使うかですが、DVDを焼くのはめんどうなのでネットワークインストールします。

ftp://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.4/isos/x86_64/ より
CentOS-6.4-x86_64-netinstall.iso
をダウンロードし、CD-Rにiso焼き。

 これで準備ができました。

 あとは、もともと入っているWindows(今回のはWindows7 Professional。Windows8からのダウングレードモデルで購入した)を、せっかくなので少し使ってみます。
印象、その他:
※うーん、確かに早いことは早い。(どちらかというとマシン仕様の問題か。)
※ブラウザの字が少し読みにくい。(字が細めなので老眼にはきつい。設定を変えればいいだけだが。)
※従来あった項目が隠されていてシンプルになっている分設定を変えたり探さなくてはならない。
※InternetExplorer10で自分のホームページを見てみたらちゃんと問題なく表示されていた。よかった。
ま、ほとんど慣れの問題か。概ねXPの延長上にあり、さしたることもなし。

まずは試し
 ではさっそくWindowsはばっさり消してCentOSをインストールしていきましょう。
まずはテストインストールを幾度かやって本インストールをどうやるかを決めていきます。

インストール1回目:失敗
インストールタイプを仮想化(Virtual Host)にしてデスクトップ、サーバー関連を追加します。
インストールそのものは問題なく完了しましたが、デスクトップが甚だ不満。
最低限のデスクトップでいいやと思い基本パッケージしか入れなかったのが失敗のようです。
ほしい機能が充分でない上に追加でどのパッケージを入れればいいのかよくわかりません。

インストール2回目:ほぼOK
今度はインストールタイプにデスクトップ(Desktop)を選んで仮想化、サーバーなどを追加。
今度のデスクトップはほぼ満足。インストールはこれでいこう。
ディスクの使用量など確認して本インストールのパーティション割り振りなど考えます。

仮想化テスト:問題なし
デスクトップの仮想化マネジャーから仮想化ホストを作成、起動してみます。
実に簡単に作成、起動、停止、再起動、削除などができ、全然問題なく動作します。
インストール時にことさら仮想化を考える必要はなく、仮想化パッケージだけ入れておいて少し難のあるネットワーク関連を設定しておき、あとは都度必要になった時やれば充分。
もっと難しいかと思っていたので拍子抜け。

ネットワークカードの追加:問題あり
2回目のインストールのあと、ネットワークカードをもう一枚追加しようと1000BASE-Tの速そうなのを買ってきて追加しました。ところが何度再起動してもこれを認識しません。以前使っていた古いのに変えても認識しません。どうやっても認識しません。
で、新しいネットワークカードを差したまま3回目のインストールをやったらインストール時にあっけなく認識。
You have multiple network devices on this system.
Which would you like to install through?
と聞かれたもんだ。
CentOS6 はどうやらインストール後の追加ハードウェアの検出に問題があるように思われます。これ以上ハードウェアを追加することはないとは思うけど、ちょっと心配の種が残りました。

というわけで、もう少しいじってあれこれ試し、近々本インストールをやることにします。